認知症の親が、家の中で小銭をため込んでしまう——。 「もったいない」「貯金のつもり」などの気持ちから、気づけば瓶や箱いっぱいに…という家庭も少なくありません。
この記事では、大量の小銭を安全・確実に両替・入金する方法をわかりやすくまとめました。 あわせて、今後の金銭トラブルを防ぐ工夫も紹介します。
1. 銀行窓口での両替・入金方法
最も確実なのは、銀行窓口に持ち込んで入金または両替する方法です。 ただし、2022年以降は硬貨の枚数に応じて手数料がかかるようになっています。
| 銀行 | 手数料の目安(窓口) | 備考 |
|---|---|---|
| ゆうちょ銀行 | 1〜50枚:無料 51〜500枚:550円 501〜1,000枚:1,100円 | 入金も同様。ATMは1回100枚まで。 |
| みずほ銀行 | 1〜100枚:無料 101〜500枚:550円 501〜1,000枚:1,100円 | 口座入金時も同様。 |
| 三菱UFJ銀行 | 1〜300枚:無料 301〜500枚:550円 501〜1,000枚:1,100円 | 両替専用機の利用も可。 |
💡 ポイント: 少しずつ分けて持ち込み、手数料を最小限にするのがおすすめです。 また、親名義の口座に直接入金する形にすれば、現金の紛失リスクも減らせます。
2. 小銭を「現金書留」や「硬貨対応ATM」で処理する
ゆうちょ銀行や一部の地方銀行には、硬貨入金ができるATMがあります。 ただし、枚数制限(100〜300枚程度)や時間帯制限があるので注意が必要です。
遠方の親の代わりに処理する場合は、現金書留で安全に送る方法もあります。 ただし、重くなると郵送料が高くなるため、あくまで少量ずつがおすすめです。
3. コインカウンターやスーパーの両替機を活用する
一部のスーパーやショッピングモールでは、セルフ両替機を設置している場合があります。 手数料は数%かかりますが、銀行より手軽に処理できます。
💡 例: ・セブン銀行提携の「コインスター」機 → 手数料約10% ・イオン系列の両替機 → 店舗によって異なる(要確認)
4. 小銭をためないための「次の対策」
小銭をため込む背景には、「お金を失いたくない」「計算できない不安」などの心理があります。 無理にやめさせるより、次のように工夫してみましょう。
- 財布の中身を定期的に一緒に確認する
- キャッシュレス決済(プリペイド式など)を一部導入する
- 「小銭貯金箱」を“使っていい目的”に変える(孫へのおやつ代など)
まとめ — 「責めない・溜め込まない・仕組みで解決」
小銭をためてしまうのは、認知症の症状の一つであり、本人のせいではありません。 家族ができるのは、安全に処理し、再発を防ぐ仕組みを作ること。
「お金を使う・管理する」が難しくなったときは、早めに成年後見制度や地域包括支援センターに相談するのも安心です。


コメント