休職に入ると、働いていた頃とはまったく違う「時間の流れ」に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
私も休職を始めた当初は、ただスマホを眺めて昼寝をするだけで、1日があっという間に過ぎてしまいました。
でも今ならわかります。
「何もしない時間」も、回復のために必要なステップだということを。
この記事では、私が実際に休職中に試して効果を感じた「ゆるやかな時間管理」と「生活リズムの整え方」をまとめます。
同じように「どう過ごせばいいのかわからない」「毎日がぼんやりして不安」という方の参考になれば嬉しいです。
目次
- 1日のスケジュールを「ゆるく決める」
- 休憩は「先に予定に入れる」
- やる気が出ない日は「1分だけやる」
- 没頭できることは「少しずつ時間を延ばす」
- 夜は「振り返りメモ」で小さな達成感を
- まとめ — 休職中は“効率”より“回復”を意識しよう
1日のスケジュールを「ゆるく決める」
休職初期は「何もしない自分」に焦りを感じやすいですが、分単位で計画を立てるのは逆効果です。
私は1日に「3つだけ」やることを決めるようにしました。
例:
- 30分 気になる場所を片づける
- 30分 読書する
- 30分 軽く運動する
これくらいの“ゆるさ”なら実行でき、習慣化しやすくなります。
大切なのは「回復のペースを自分で選ぶ」ことです。
休憩は「先に予定に入れる」
働いていた頃は「疲れても休めない」ことが当たり前でした。
その反動で、休職中は“しっかり休むこと”を最優先にしました。
例:
- 片付けが終わったら → 1時間コーヒータイム
- 読書をしたら → 軽く昼寝
「やること+ご褒美」をセットにすると、自然と行動のモチベーションが上がります。
また、日光を浴びる・深呼吸をするといった軽い休憩も気持ちの切り替えにおすすめです。
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やる気が出ない日は「1分だけやる」
「今日は何もしたくない」そんな日もあります。
私はそんなとき、“1分だけでもやる”ルールを決めていました。
- 本を1ページ読むだけ
- タオルを1枚たたむだけ
続かなくてもOKです。
大事なのは“ゼロの日をなくす”こと。
ほんの少しの行動が、リズムの再構築につながります。
没頭できることは「少しずつ時間を延ばす」
もし、夢中になれることを見つけたら、それを「自分のリハビリ時間」として取り入れましょう。
私の場合は読書でした。
最初は30分だけでしたが、徐々に1時間、2時間と増やしていくうちに「集中できる時間」が戻ってきました。
好きなことを通して脳と心をリセットする。
それが、療養期の大切な時間の使い方です。
夜は「振り返りメモ」で小さな達成感を
寝る前に、その日にやったことを一行メモします。
例:
- 朝、散歩して気分がすっきりした
- 洗濯物をたためた
- 昼食後に10分昼寝して体が軽くなった
これを続けると、「今日も何かできた」という小さな達成感が生まれます。
次第に“明日への意欲”も戻ってきます。
まとめ — 休職中は“効率”より“回復”を意識しよう
休職は「心と体を立て直すための大切な時間」です。
焦らず、自分のペースで少しずつ動いていけば大丈夫です。
今回のポイント:
- スケジュールは「ゆるく3つだけ」
- 休憩は「先に予定に入れる」
- やる気が出ない日は「1分だけでもOK」
- 没頭できることは「徐々に時間を延ばす」
- 夜に「振り返りメモ」で心を整える
この積み重ねが、次に進む力になります。
焦らず、自分のペースで“整える時間”を過ごしましょう。
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